特集 一度は見たいユニークな整備工場レポート

現場で輝く女性に密着
Vol.3

現場で輝く女性に密着(2/2)

車の魅力とは

 車との付き合い方やその人の感性によって、魅力の感じ方は人それぞれで、各々の整備士ならではの感覚もあるようです。

 「車は意思を持っているようなところが魅力だと思います。メンテナンスをすれば車は喜んでくれますし、エンジンの調子もよくなります。いつも車に触っているので車の気持ちみたいのも見えてきます。経験に基づいた知識や技術もあるので、私はまだまだですが、小さな異音も見逃さないように心がけています。少しでも異常があったら車がかわいそうですから」と語る吉井さんの言葉には、まさに車に対する愛を感じます。

気になるプライベートも車ばかり?

 整備士として日々仕事をする吉井さんですが、私生活も車尽くし、というわけではなく…

 「休みの日はずっと映画を見たりしています。SFやファンタジーからアクションまで幅広く見ます。少し恋愛ものもかじったりします。ロードオブザリングは何回も見ました。アクションスターに憧れていて、もし私が男性だったらスティーブン・セガールになりたいです。」と、楽しそうに語る吉井さん、実は社内では花壇を管理するといった女性らしい一面もある素敵な整備士さん。

整備士として

 若者の自動車離れが進む中、自動車整備士を目指す人材もそう多くはなくなっている昨今。就職してもすぐに退職するケースも稀ではなく、自動車業界は慢性的な整備士不足といっても過言ではない状況が続くといいます。

 「少しでも車が好きな人、車に興味のある人は整備士の門を叩いて欲しいと思っています。大げさですが、私が女性整備士の活躍の場を作って、少しでも女性が整備士になってくれればうれしく思います。力もそんなに要らないし、専門学校に行かなくても資格もとれますし、何よりお客さまに『ありがとう』と言われることが多い職種なので、やりがいがあります」

 「ありがとう吉井さん、あなたに任せてよかった」と言われることが何よりの原動力である吉井さん。エンジンルームに蛇が入り込んだトラブルにも対応し、蛇と格闘した経験も持っているといいます。彼女の人柄、そして働く職場が、お客様に「ここに相談してみよう」と思わせる一番の要因であると確信できます。

みんなを巻き込める人になる

 吉井さんの今後の目標の一つに、リーダーとして皆を引っ張っていきたいという野心があります。

 「上に立って指示をして、お客さまに喜ばれる集団にしていきたいです。その為にはまだまだ経験が必要です。女性が活躍する職場、というのは様々な業種にあります。そんな業種のひとつとして、みんなを巻き込んでいければと思っています」

 そう話す吉井さんの周りから、笑顔と整備受注がいつも舞い込んでくることが容易に浮かんできます。

吉井詩季(よしい しき)
千葉県出身の25歳、独身。
職業整備士(3級ガソリン自動車)。
網走の農業大学在学中の出来事がきっかけで自動車整備士を目指し、茨城県取手市にある株式会社ナオイオートに就職。
子供のころから車が好きだったこともあって、技術面、知識面への探究心は強い。
趣味は映画鑑賞と海外旅行。憧れの男性(タイプでは無い)スティーブン・セガール。料理は苦手。
今回のユニークな整備工場
車検のコバック守谷店 株式会社ナナイオート
車検のコバック守谷店
株式会社ナオイオート
茨城県守谷市立沢1107
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